梅宮アンナ 父・辰夫さん思い涙「すごく愛してもらって、私も愛していた」
2020年07月31日 14:40
芸能
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さらに「何でもやってきた父だった。私たちに頼むことがなかったんです。そういう父だったので、最後はほとんど何もできなくなってしまって、それが私たちはつらかったですね」と続けた。
母のクラウディアさんは辰夫さんに「ここ1年、2年前ぐらいから、あなたに何かあったら私たち大変な思いをするから書いておいてね」「お金もちょっとママか、私の口座にちょっと入れておいて」などと“終活”を勧めていたという。アンナも「言いづらいんですけど、だけど現実だしって、言っていたんですけど、最後のほうは『お前、俺の金使う気か!』って。そんなこと絶対にいう言う人ではないのに、不安になってくるんですね。お金の事とかも心配になってきて。そういう話って元気なうちにするべきなんだなと、勉強になった」。ただ、闘病中、辰夫さんは1日中、朝から机に向かって何かを書いていたといい、「亡くなって何を書いてたんだろうって思ったら、レシピだったんです。お料理に向き合っている時は一番安どしてたのかなって。何も書いてないじゃない!って」と苦笑した。
結局、辰夫さんは“終活”をまったくしていなかっただけでなく、サイン文化の米国出身のクラウディアさんもさまざまな手続きに必要なハンコも持っておらず、「初歩的なことから教えていかないといけなくて。梅宮家の“長男”として頑張っていかないといけないと思って」と遺産や遺品の整理に励んだという。
芸能一家だけに「小さい時の写真とか見る機会も多くて」と若かりし頃の写真を見つめつつ、「今でもたまにこうして泣くんですけど、すごく愛してもらって、私も愛していた。本当に精いっぱい、私も父もそこに立ち向かって、頑張ったので悔いはないです」と、父を思い出し、涙を流した。