朝日奈央 英語ペラペラになりたい!新バラエティー女王が目指す、さらなる野望
2020年08月02日 09:00
芸能
「単語の語尾に“L”があるのが苦手でどうしても100点が出ない。このアプリにはどうしても“U”と聞こえてしまう。こうなれば先生に聞くしかない」
先生とは総合英語学校「RK English School」の校長で「発音の鬼」と呼ばれる日系カナダ人のカリスマ講師、リチャード川口氏(39)。朝日がLINEで「L」の発音方法を聞くと「舌が前歯の裏辺りに当たるように」と助言が届いた。
「先生の言う通りにやると一気に点が上がるんですよ」と、フィルの「ル」を“舌っ足らず”のような発音で実践。すると100点満点の一発回答だ。
「発音できている自分に自信が湧いてまた頑張ろうって思える。日常会話ができるようになるのが目標です」
元々、英会話に興味があった。昨年11月に英会話スクールに入会。しかし、年末年始のバラエティー特番の収録ラッシュで満足に通えず、志半ばの1カ月で退会した。
それが思わぬ形で再挑戦することになった。有名人が趣味などに関するVTRを持ち込み、番組内でのシリーズ化を狙うTBS「有田プレビュールーム」(月曜後7・00)。出演オファーがあった朝日はここぞとばかりに英会話に挑戦する企画を持ち込み、先月シリーズ化が決まった。
「ただただやりたかったことがまさかお仕事でかなうとは思わなかった。今までで一番って言っていいぐらい収録が楽しいです」
番組では、人気ユーチューバーのフワちゃん(26)と一緒にリチャード先生に習っている。共通の友人がいることもあって約1年前の番組共演で親しくなったフワちゃんは、実は小学2~4年時を米国で暮らした帰国子女。それでも「もっとこなれた英語を話したい」と、朝日と同じく英会話に興味を持っていた。
「お互いやりたいことが一緒だったから“2人でやろう”って始めたけど、私とは全然レベルが違う。先生が2人いる感じです」
リチャード先生には個人練習の時もLINEで遠慮なくアドバイスを求めている。
番組では、初対面の外国人を相手にしたレッスンもあり、恥も外聞もなくまずは話してみる。結果を考えず、チャレンジしてみるのが朝日流。どんな仕事に取り組む時も同じだ。原点は、14~21歳で所属したアイドルグループ「アイドリング!!!」の冠番組で共演し、師と慕っているバカリズム(44)の「NGなく何でもやり切れ」という教え。グループ卒業後に仕事がない時期があっただけに、とにかくハングリーだ。
「10代のアイドル時代から石が落ちてくるぐらい痛い滝修行もやったし、何でも楽しんでやってます」
飲める温泉を湯に潜って飲むなど、芸人並みに体を張って笑いを取っている。日経エンタ4月号の「女性バラエティータレント出演本数ランキング」では滝沢カレン(28)や池田美優(21)らを抑え1位に輝いた。
すっかりお茶の間の人気者となったが、さらなる野望があるという。それは――。
「女性に憧れられるオトナの女性になることなんですよぉ」
インスタグラムでは、マネジャーもあきれるほど必死に“背伸び”して撮っているショットが散見される。英会話に興味を抱いたのも、そもそもは「意外なイメージを持たれたい」という思いがあったからだ。公私で“オトナの階段”を上り、アイドル、バラドルに続く新ステージを目指している。「オシャレなかっこいい女性になりたい」。あなたならできる!YOU CAN DO IT!
《自己紹介はちょっと堅い!?》「有田プレビュールーム」では英語で自己紹介し、リチャード先生に「40点」と採点された。「My name is Nao」は堅いと指摘され「I’m Nao」に。職業は「talent」ではなく「celebrity(芸能人)」が正しいという。朝日は「アイム(I’m)もアムぐらいの発音でいいと言われた。そういうのも知ることができてうれしい」と充実しているようだった。フワちゃんの自己紹介は「90点」だった。
◆朝日 奈央(あさひ・なお)1994年(平6)4月21日生まれ、埼玉県出身の26歳。07年にファッション誌「ラブベリー」の専属モデルオーディションで特別賞を受賞し、専属モデルに。翌08年に「アイドリング!!!」に2期生として加入。10年、日本テレビドラマ「怪物くん」でドラマデビュー。テレビ東京「ゴッドタン」や日本テレビ「スクール革命!」などに準レギュラー出演中。1メートル64。