ビスケットブラザーズが優勝、結成10年目 ytv漫才新人賞決定戦、コロナ影響で1組棄権
2020年08月02日 18:37
芸能
「ビスケットブラザーズ」の原田(28)は「ニッポンの社長、マユリカと3組でユニットを組んでいつもライブをやってきた。仲間なんで。(出ていれば)マユリカが優勝だろうと思っていた」と自身の優勝の喜びに加えて、出場できなかったマユリカの2人をおもんぱかった。きん(29)も「マユリカも出て、(ネタを)やって勝ちたかった」と語った。
トップで出場したビスケットブラザーズは第1Rで「高級旅館」ネタで559点の最高得点。決勝Rでは「高級キャバクラ」のネタで決勝の相手「ニッポンの社長」との差を広げ優勝を決めた。「賞レースで初めての優勝」と喜んだきんは、結果が出る前から涙。「ネタで失敗したんで、なんか涙が出て」と苦笑い。相方の原田は「決まる前からグズグズだったで、冷めた目で見てました」と笑いを誘った。
漫才、コントを両方こなす二刀流の2人。気持ちの悪さが持ち味で「自分たちは、どちらも太くて、それでも人気があるようになれば。気持ち悪いと言われている後輩たちの希望になれる」と使命感ばりばり。昨年は「キングオブコント」のファイナリストとなったが6位という結果に。「今年の目標はキングオブコントでリベンジすること」ときん。優勝賞金100万円の使い道を「洗濯機を買いたい」と話し、原田は「10年ずっとこの衣装なんで。スーツでも作りたい」と目を細めた。
今大会は関西を拠点に活躍する芸歴10年目までの若手の中から、選考会を勝ち上がった蛙亭、カベポスター、ビスケットブラザーズ、紅しょうが、ニッポンの社長、マユリカの6組が決勝に進出(マユリカは棄権)。過去8回の優勝者では銀シャリ、霜降り明星らがのちにM―1王者となって、全国区へと駆け上がって行った。