さらば青春の光 事務所経営者としての悩み「未来の仕事を予想して給料を決めないといけない」
2020年08月06日 12:21
芸能
森田は「最初はマネジャーいなかったんすよ。ギャラ交渉も自分らでやらなあかんかった。タレントがギャラ交渉って無茶苦茶ムズいんですよ」と苦労話を紹介。「営業に来て欲しいんですけど。ちなみにおいくらで来てくれるんでしょうか?」とオファーがあると、「ご予算はいくらなんですか?」と返すという。先方は「ちなみに相場はいくらなんですか?」と聞き直してくるため、高めの額を提示すると「そんなにお高いんですね…」と交渉を断念されてしまうこともあるそうだ。
上京後、大阪の大学生から学園祭の出演依頼があり、当時のギャラの提示額は1万円。「新幹線の往復代金だけで2人で5万円ぐらいかかっちゃうんです」と交渉しても、学園祭の実行委員は「重々承知なんですけど1万円で来てもらえませんか」と譲らなかった。
一方、悩みは自身たちの報酬について。マネジャーを含め3人とも「役員」のため、会社法の規定で「決算時に次の1年の給料を決めないとダメなんです」と解説。会社法には「役員の報酬等は株主総会で決めなければならない」とあり、これに従って「(額面を一度)決めちゃうと、その給料より上もあかんし、下もダメ。だから次の、未来の仕事を予想して給料を決めないといけない」と苦笑した。
「売り上げが(予想を)超えると単純に、会社にお金は増えるけど、その分税金を払わないといけない。下回ると会社が俺らに借金をしている形になるから、それはそれでよくない」と説明。「“キングオブコント”の決勝(進出)が決まるか、決まらんかのところが決算のリミット。ここが1年で一番会社がもめるところ」と打ち明けた。
ちなみに役員報酬は、何があっても3等分しているという。