渡さん 歌手としても紅白に2度出場 73年発売「くちなしの花」は180万枚の大ヒット
2020年08月15日 05:30
芸能
ある時、遠藤さんから「間奏は何のためにあるか分かるか?」と聞かれ、答えに詰まっていると「詞に書いてある情景を思い浮かべるためだ。歌うのではなく、語ればいいんだ」と教えられたという。
「くちなしの花」は74年にオリコンの週間順位で4位まで急上昇し、累積売り上げ180万枚の大ヒット、全日本有線大賞金賞も受賞した。同年、大みそかの第25回NHK紅白歌合戦に初出場。贈られた白い花束を抱えながら熱唱した。19年後の石原裕次郎さんの七回忌に当たる93年にも同じ「くちなしの花」で2度目の紅白出場。「歌は心で歌うこと」との教えを胸に、シングル50曲以上を歌い上げた。