渡哲也さん 3・11被災地でボランティア 被災者悼む「優しい人だった」「寂しい」
2020年08月15日 05:30
芸能
≪阪神大震災で炊き出し 出身地からも別れ惜しむ声≫渡哲也さんは出身地の兵庫県で95年の阪神大震災の際、炊き出しなどで被災者を支援した。県内では14日、別れを惜しむ声が聞かれた。阪神大震災では発生から約1カ月後、同県芦屋市のグラウンドに食材をトラックで運び込んで連日、食事を振る舞った。近くに住む自営業・川畑幸子さん(77)は当時、渡さんらが作った焼きそばで空腹を満たした。渡さんから「頑張ってください」と声を掛けられて励まされたことは、忘れられない。「刑事ドラマなどで見た怖そうな役柄とは正反対で、にこやかで温かい人だった。被災した住民は元気づけられた」と振り返った。