【第78期名人戦7番勝負第6局 ( 2020年8月15日 大阪・関西将棋会館 )】
初防衛に失敗した豊島は「準備した作戦はうまくいったが、その後の実力が足りなかった」と敗因を語った。
対局過多は渡辺だけでなく、豊島自身、ダブルタイトル戦の最中にある叡王戦が2勝3敗に持将棋2局。9月に2局が追加され、10月からは竜王戦の防衛戦が控える。7割近くの通算勝率を誇りながら最近10局は2勝8敗と不調は明らかだった。「(渡辺には)考えてない手を指されることが多かった。勉強になった。いい経験ができたのでこれからに生かしていきたい」。前だけを見据えて語った。