妻夫木聡 日曜劇場16年ぶり主演 30代集大成「“家にいるのも悪くない!”と思っていただけるように」
2020年08月20日 04:00
芸能
地上波の連ドラ主演も6年ぶり。近年は映画や舞台に多く出演してさまざまな役に向き合い、キャリアを着実に積み重ねてきた。18年のWOWOWの主演ドラマ「イノセント・デイズ」は自ら企画を発案するなど多角的に仕事を手掛け、俳優としての視野も広げた。芸能関係者は「興味を引かれる役柄に挑戦し、磨かれた演技力、表現力への評価はここ数年、うなぎ上り」と説明。12月に40歳を迎えるため、30代の最後に満を持して日曜劇場に戻ってきた。プロデューサーは「一見頼りなさそうですが、誰よりも真っすぐな心でどんな状況も変える力を持っている主人公。その新たなヒーローをどう演じられるのか」と期待を口にしている。
妻夫木は「16年前の自分に負けないように、今年40歳となる自分自身のできることを体現していけたら」と意欲十分。「大変な時ですが“このドラマがあるから、家にいるのも悪くない!”と思っていただけるような、少しでも皆さまの助けになる作品をお届けできれば」と力を込めている。
▽「危険なビーナス」 16年8月に講談社から刊行された、累計発行部数63万部のベストセラー小説。主人公が弟の失踪をきっかけに名家の遺産を巡る謎に迫るミステリー。名家の「矢神家」は主人公の父親の死後に母親が嫁いだ先で、失踪した弟は異母弟。主人公は同家と距離を置いてきたが、再び足を踏み入れる。失踪は矢神家の誰かの仕業か、謎の美女は本当に弟の妻なのか、さまざまなミステリーに立ち向かう。