“貴族”佐藤天九段、王将リーグ参戦決定 123手で糸谷八段を破る 王将戦2次予選2組決勝
2020年08月25日 18:55
芸能
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奨励会入会同期の糸谷との一戦。戦型は糸谷の得意戦法の一手損角換わりの将棋となった。「序盤ではあまり認識のない手を指されたり、中盤はこちらの攻めが軽い形になってしまったのかなと思っていました。形勢自体は(69手目)▲2三不成、△同金、▲2五桂らへんがこちらからすると味の良い手で、このあたりで良くなったのかなと思いました」と振り返った。
第70期王将戦挑戦者決定リーグは、9月開幕予定。昨期シードの広瀬章人八段、豊島将之竜王、藤井聡太二冠、羽生善治九段に加え、予選突破者の永瀬拓矢二冠、木村一基九段、佐藤の豪華7人の総当たりで渡辺明王将(名人、棋王との3冠)への挑戦権をかけて競われる。
注目の藤井二冠とは過去2戦2敗。「前回の棋聖戦予選では中盤が非常に難しい将棋で、そこで藤井さんの読みの深さというのを実感させられて完敗という感じでした。今の藤井さんに対して良い勝負をするのは大変なことなんですけど、その反省も踏まえてしっかり準備して充実した将棋を指したい」と柔らかな笑みで再戦に期待を寄せた。