稲垣吾郎“絶対にかなえたい夢”ベートーベン「いつかウィーンで」 主演舞台再々演決定

2020年08月26日 05:00

芸能

稲垣吾郎“絶対にかなえたい夢”ベートーベン「いつかウィーンで」 主演舞台再々演決定
「No.9―不滅の旋律―」再々演に意気込む稲垣吾郎(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 俳優の稲垣吾郎(46)がベートーベンを演じる主演舞台「No.9―不滅の旋律―」の再々演が決定した。東京・TBS赤坂ACTシアターで、12月13日から来年1月7日の日程。開幕前の11月にはベートーベンの“ホーム”であるオーストリア・ウィーンの老舗フォルクス劇場での特別公演も決まっていたが、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。本紙の取材に応じた稲垣は「いつかウィーンでやりたい。それは絶対にかなえたい夢です」と意欲を見せている。
 誰もが知る作曲家としての功績と、その裏側の苦悩を描く物語。これまで2015、18年に上演され今回が3度目。今年はベートーベン生誕250周年でもあり「再々演できるのは役者冥利(みょうり)に尽きる。自分のライフワークにしていきたい作品です」と語った。

 稲垣は18年5月に番組の企画でフォルクス劇場を訪れたことがあり「日本の寺社仏閣みたいで恐れ多い空間です。でもそこで日本人がベートーベンを演じさせてもらえるなんて、本当に懐が深い」と楽しみにしていたことを明かした。

 日本公演にあたってはコロナ対策も徹底する。作中には演者同士が接近するシーンのほか、見どころとなる「歓喜の歌」のコーラスシーンがある。現在、感染防止対策に配慮した演出を検討しているという。座席数も減らす方針だ。

 「少なくともベートーベンが生きた56歳までは演じ続けたいですね。56(ゴロー)じゃないけれども」と笑顔。「舞台人としては、松本白鸚さんや森光子さんみたいに、生涯演じ続ける作品に憧れるんです」。ウィーンでの公演を夢見て、まずは“第3楽章”に全力投球する。

 《ヒロイン剛力を絶賛「ステージ映えする」》ヒロイン役の剛力彩芽(27)のほか長谷川初範(65)、ラーメンズ片桐仁(46)ら18年公演に出演したキャストたちの多くが再び集結する。剛力について稲垣は「ステージに立つと一気に化ける女優さんだと思う。地に足が着いていて芯があってステージ映えする方ですね」と高評価。「僕が20代の頃にお世話になった大女優さんたち、その人たちの若い頃を見ているみたい」と語った。

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