内海桂子さん死去に後輩芸人悲しみの声…ウンナン追悼「これからもいろいろ教わりたかった」

2020年08月29日 05:30

芸能

内海桂子さん死去に後輩芸人悲しみの声…ウンナン追悼「これからもいろいろ教わりたかった」
92年6月、「マセキ芸能社40周年ビデオ」ヒット祈願でウッチャンナンチャンらと笑顔を見せる内海桂子さん(前列左から2人目) Photo By スポニチ
 女流漫才コンビ「内海桂子・好江」で人気を博した漫才協会名誉会長の内海桂子さん(享年97)の死去をスポニチ本紙が報じた28日、師弟関係にある後輩芸人らが所属事務所の公式サイトにコメントを発表。師匠をしのんだ。
 専門学校の漫才の講義でコンビを組み、講師を務めた「桂子・好江」に見いだされ芸能界に入った「ウッチャンナンチャン」内村光良(56)は「突然の訃報にとても驚いています」と急な別れを惜しみつつ「お会いするたび、未熟な私にいつも優しく寛大に接してくださいました。あの笑顔を忘れません」と感謝をつづった。

 専門学校の思い出作りのつもりだった日本テレビ「お笑いスター誕生!!」出演も2人の勧めだった。1986年の第7回トーナメントで優勝し、またたく間にスターに。南原清隆(55)は「デビュー前の頃、桂子師匠を見て芸人としての生き方、厳しさを学ばせていただきました」と影響をつづり「これからも長生きされていろいろなことを教わりたかったのに残念でなりません。舞台で三味線を弾き、歌い笑うありし日のお姿をしのびつつ、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 内村、南原と専門学校の同級生だった出川哲朗(56)も「学生時代、漫才の授業で僕たちの漫才を見て笑っている師匠の温かい笑顔が忘れられません」とコメントした。

 当時の事務所会長の計らいで桂子師匠に弟子入りし、東京・浅草で鍛えられたお笑いコンビ「ナイツ」塙宣之(42)は「“言葉で絵を描きなさい”師匠から何度も教えていただいた言葉です。誰よりも漫才を愛した師匠でした。遺志を継いでいくので安心してゆっくりと休んでください」と決意を込めた。

 土屋伸之(41)は「とにかく舞台が好きで、お客さまへの愛情に満ちた師匠でした。最後まで芸人として力強く生ききったその姿を間近で学ばせていただくことができて、僕らはきっと日本一幸せな漫才師です」と生きざまを称賛した。

 ▼青空球児(漫才協会会長)桂子師匠がいたから(漫才協会の)みんなを引っ張っていけた。大きな柱がなくなってしまった。若者思いの師匠だった。自分が若い頃は、ネクタイをして舞台に上がらないもんだからよく怒られていたね。年をとってからは何も言われなくなったけれども。最後まで劇場に立ち続けていて、とにかく存在感が大きかった。100歳まで生きるのを楽しみにしていたから、それだけが残念。

 ▼青空好児(漫才協会専務理事)桂子師匠は一本気で、厳しく若手を指導していた。でもその半面、面倒見もよくて愛にあふれていた。東京の芸能の生き字引みたいな方だった。4年くらい前に食事をごちそうになったのが今でも忘れられない。お酒もステーキも愛されていて元気だった。100歳まで生きると思っていたけれど、最後にナイツという素晴らしい後輩を残されて旅立ったね。
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