「半沢直樹」大和田と再共闘の半沢“7文字”絶叫&曾根崎を詰める歌舞伎の常套句「さあ、さあ」ネット反響
2020年08月30日 22:14
芸能
2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。
第7話は、半沢(堺)たちが推し進める帝国航空の再建案の要となる「スカイホープ航空の新路線の認可」が突如、取り消される。白井国交相(江口のりこ)の卑怯な差し金は明らかだったが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は紀本常務(段田安則)なのか、それとも宿敵・大和田(香川)なのか…。そして、500億円の債権放棄への回答期限となる「タスクフォース合同報告会」が刻々と迫る中、半沢は最後の望みを懸け、開発投資銀行の“鉄の女”谷川(西田尚美)の元を訪れる…という展開。
(※以下、ネタバレ有)
債権放棄か、拒否か。役員会議を終え、政府に内通しているのが紀本と判明。半沢が「利害は一致しているはずですが」と協力を仰ぐと、大和田は「おまえに?1つ、大事なことを忘れていないか?私の協力が欲しいんだろ?なら、それなりの態度ってものがある。小学生でも知っているよ。人にものを頼む時の(右手の指を折って数えながら)大事な、大事な7文字だ。『お・ね・が・い・し・ま・す』だろ」。半沢は「お願いします」と小声で頭を下げるが、大和田は「聞こえない」。半沢は頭を上げながら「お~ね~が~い~し~ま~す」とキレ気味に絶叫した。
そして、2人は半沢に敗れた曾根崎を料亭に呼び、出向先を瀬戸内海の営業所から東京中央クレジットに変えるとエサをぶら下げた大和田は「さあ、(紀本への)義理立てを取るか、年(収)1000万の上乗せを取るか。どっちだね?」。2人は「さあ」「さあ」「さあ」「さあ」「どっちだ!」と曾根崎を追い詰めた。曾根崎は「1000万です」と白旗。「(もみ消そうとした金融庁検査に対する不正報告を知っていたのは)紀本さんです」と白状した。
香川はオンエア後、自身のツイッターを更新。「第7話で曾根崎に浴びせた『さあ、さあ、さーアサァサァサァ!』は歌舞伎の常套句。堺さんも完璧な間の取り方でしたwさて、来週第8話のオンエアは9月6日。この9月6日という日が、実は8話の中で大きな意味を持ちます。原作でも、この『6日』のことは触れられている。乞うご期待!」とアピールした。