YMO高橋幸宏、脳腫瘍の摘出手術成功 後遺症なく「じっくりしっかり治療専念」
2020年09月01日 05:30
芸能
同13日に患部の摘出手術を受け、無事成功した。術後は後遺症もなく、経過は順調という。高橋は「今後は体力、気力をつけて、じっくりしっかりと治療に専念し、できるだけ早い時期に皆さんの前に立てるよう努めていきたい」と抱負。復帰が決まった際に改めて報告する予定という。
高橋は小山田圭吾(51)や砂原良徳(50)らと結成している音楽グループ「METAFIVE」で7月24日に新曲「環境と心理」を配信リリース。グループとして4年ぶりの再始動となり、話題となっていた。
関係者によると、コロナ禍のため、レコーディングはメンバーが集まって行わず、リモートでデータをやりとりして収録。高橋は自身のパートのレコーディングを終え、その後にMRI検査を受けたという。
高橋は、昨年12月、細野晴臣(73)の音楽活動50周年記念コンサートに出演。坂本龍一(68)も事前に収録した映像で登場し、それに合わせて演奏することで、YMOが復活。「Cosmic Surfin’」などを披露していた。
《頭痛や吐き気注意》脳腫瘍は、頭蓋内に発生する腫瘍で発生部位や細胞の種類はさまざまだ。脳の細胞や脳を包む膜、脳神経から発生した脳腫瘍は「原発性脳腫瘍」とされ、良性と悪性に分けられる。他臓器から転移する「転移性脳腫瘍」もあり、発生の原因は明らかになっていない。
症状としては、頭痛、吐き気や嘔吐(おうと)、視神経の異常、しびれ・手足のマヒなどがある。医療ジャーナリストで医師の森田豊氏によると「(1)朝起きた時に頭痛が強くなる(2)週単位で症状が強くなる(3)痛み止めなどで症状が改善しないなどの場合は注意が必要」という。治療は、原則として腫瘍を全て取り除くことで、外科的手術での摘出や放射線療法、薬物療法を行う。