コロナに負けず…福岡ゆかりの100人でチャリティーソング 松隈ケンタ「“ドンズバ”な企画 うれしい」

2020年09月03日 05:30

芸能

コロナに負けず…福岡ゆかりの100人でチャリティーソング 松隈ケンタ「“ドンズバ”な企画 うれしい」
作詞、作曲に楽曲プロデューサーを務めた松隈ケンタ Photo By スポニチ
 例年9月に福岡市を中心とした5つの会場で行われてきたライブイベント「福岡ミュージックマンス」が、コロナ禍により中止となった。そのため、苦境に陥った福岡の音楽産業を支援するキャンペーン「MUSIC ACTION FUKUOKA(MAF)」が始動。その一環として福岡ゆかりのアーティスト、タレントなど約60組100人が参加したチャリティーソング「Beat goes on」が制作された。
 「2年前に福岡を盛り上げたいと帰ってきたので“ドンズバ”な企画だと思った。単純にうれしかった」と作詞、作曲、楽曲プロデューサーを務めた松隈ケンタ(40)。楽曲はロック調で疾走感にあふれている。

 「福岡はロックの街。ロックっぽいサウンドを作るのは得意なので」。自身も2005年にロックバンド「Buzz72+(バズセブンツー)」でメジャーデビュー。バンド活動休止後は柴咲コウ、中川翔子、女性アイドルグループの「BiSH」(ビッシュ)、「豆柴の大群」らの楽曲をプロデュースしてきた。

 「Beat goes on」というキーワードは、MAFを立ち上げたイベントプロデューサー、深町健二郎氏(58)からもらった。「どんな困難なことがあっても福岡のビートは止まらない」という意味。歌詞には「偉大なる先輩方へのリスペクト」を込め、福岡ゆかりの伝説的ロックバンド「シーナ&ロケッツ」の楽曲「ユー・メイ・ドリーム」などからヒントを得ている。

 裏テーマもある。「垣根を飛び越える」だ。テレビがチャリティーソングを企画する場合、単一局でやることが多いが、今回は福岡の各局アナウンサーが参加した。さらに、LinQやHKT48らのアイドル、カンニング竹山(49)、パラシュート部隊らお笑い芸人、福岡市の高島宗一郎市長(45)と幅広い分野から参加があった。「全国的に市長まで巻き込んで、というのはないですよね。市長はバンドをされていたみたいで。けっこう甘い声なんですよ」。約60組100人が集まった。

 MAF期間中は福岡市内のライブハウスなどで毎日、イベントが行われる。9月27日にはクロージングイベントを開催し「Beat goes on」が生演奏される予定になっている。

 ○…松隈は福岡(天神校、春日校)と東京で音楽スクールを開いている。「趣味で始めたい人も全然OK。音楽を楽しみたい、がテーマ」という。自身はメジャーデビューし、上京してから「あまりにも無知でいろいろ習った。それを教えたい」という思いがある。
 年齢は3歳から99歳までOK。現在は7歳から、70歳に近いおじいちゃんまでいる。楽器選び、楽譜の読み方からレクチャーする。コロナ禍の自粛明けからスクール生が増加。オンラインでのレッスンもある。問い合わせは092(586)6441、またはメール=smc―fukuoka@scrambles.jp。木曜を除く午前11時から午後8時まで受け付け中。
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