三浦春馬さん四十九日 事務所が経緯など報告 「お別れの会」を年内に予定 遺書はなし

2020年09月04日 14:07

芸能

三浦春馬さん四十九日 事務所が経緯など報告 「お別れの会」を年内に予定 遺書はなし
三浦春馬さん Photo By スポニチ
 7月18日に30歳で死去した俳優の三浦春馬さんの四十九日を迎えた4日、所属事務所だったアミューズが公式サイトで経緯について報告した。亡くなった当日の経緯や、遺書について説明するとともに、「お別れの会」については「2020年内の実施を予定しております」とした。
 公式サイトでは「三浦春馬に関するお知らせ」と題して、「四十九日の間、弊社として大切な仲間との突然の別れに、深い悲しみを覚え混迷する中、その事実を受け止めるべく喪に服しておりました。共に歩んできた16年間を振り返ると、アーティストと所属事務所の関係を超え、一緒に夢を追ってきた彼のことを、どこまで深く理解できていたのか、スタッフ一同自問自答しつつ深い自責の念に駆られております。結果として、三浦春馬という傑出したアーティストを守ることができなかったことを、会社としてファンの皆さまに心よりお詫び申し上げます」と記した。

 続けて、「現時点で弊社が把握しております経緯、確認しております情報」として「当日の経緯について」「遺書の存在について」「三浦春馬の作品について」「『お別れの会』について」など項目別に報告した。

 亡くなった当日は、午後から予定されていた仕事に向かうため、約束の時間に担当マネージャーが自宅へ迎えに行くも連絡がつかなったため、部屋に入室するとすでに意識のない状態だったという。状況については「応急手当をするとともに、すぐに警察と救急に連絡を入れ、病院に搬送されましたが、懸命な救命処置も及ばず14時10分に永眠いたしました」と説明。「その後、警察による現場及び時間経過の検証の結果、事件性は確認されず、検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けました」と伝えた。

 また、一部報道で「撮影現場に本人が現れないため、マネージャーが不審に思い自宅に確認に行った」と報じられたことについては「仕事の際にはマネージャーが送迎しておりますので、そのような事実はございません」とした。

 遺書の存在については「警察の現場検証の結果、本人が日頃から役作りなど様々な思いを綴ったノートは自宅から発見されましたが、遺書はありませんでした」と明かした。そのノートにも自死の原因などは明記されておらず、ファンやアーティスト仲間へ向けた文章や、遺書なども結果として見つかっていないと伝えた。

 遺作となった2作目のシングル「Night Diver」は、今月のCD発売に先がけて7月24日に先行配信されると、初週3万5898ダウンロードを記録。オリコンの週間デジタルランキング(単曲)で初登場3位となった。これもあり、ファンからは過去に出演した作品の映像化に関するご要望が寄せられており、三浦さんの未公開作品については「関係者の皆さまと協議を重ね、放送、公開に向けて調整を進めさせていただいております」とした。

 「お別れの会」については、「応援してくださった皆さまの沢山の愛で溢れる場にできるよう、2020年内の実施を予定しております。新型コロナウイルス感染の拡大状況を見ながら、実施の日程や方法を検討しておりますので、詳細が決まり次第、改めてお伝えさせていただきます」とした。

 さらに「四十九日を迎えた現在においても、かけがえのないアーティストであり大切な仲間を失った現実と、深い悲しみに向き合い、その責任を重く受け止めております」と説明。「今後も、弊社所属アーティスト、スタッフの心身を守る為、より一層の環境作りに努めて参る所存です」との決意を示すとともに、「ファンの皆さまにおかれましては、これからも彼自身の作品や、その姿が皆さまの中で輝き続ける事を心より願っております」と締めくくった。
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