菅官房長官 衆院年内解散の可能性について「総理が解散するといえば解散、しなければしない」
2020年09月05日 10:24
芸能
歴代総裁候補の出馬会見は、秋田県から上京した生い立ちから語り始めるなど、異例の流れも話題に。辛坊キャスターが「高校を卒業されて東京に出てきた自分に戻って、当時の自分は今の自分にどんな言葉をかけますかね?」と質問すると、「どうなんでしょう…まったく思いもよらなかったことです。市会議員の人も非常に遠い存在でしたから」と回答。
「それが縁あってチャンスに恵まれて市会議員になって。当選4回で総務大臣になった時も何で俺がここにいるんだろうと、そういう思いでした。そして官房長官になって今まさか私自身が総理・総裁に向けて立候補できる、するということは全く考えられないと思います」と語り、「原点を大事にしながら政治をしっかりやらなきゃらないという思いです」と気を引き締めた。
総裁選が党大会ではなく、両院総会で実施することには党内外から批判的な声もある。多くの派閥から支持を取り付けたことで、ポスト安倍晋三首相の最有力候補となり、投票前から大勢は決しているとされる。
菅氏は出馬について「私は派閥に相談して決意したんじゃないんです。私自身が熟慮に熟慮して、やらなきゃダメだと決心したんです。そこからいろんな派閥のみなさんが私を応援してくれる。私には大変力強い限りです」と強調。
「派閥から推されて(総裁候補に)なったということじゃなくて。私が決心したことについて“この状況下は菅だろう”と、そういうことでご支持を頂いている。そういうふうに思っております」と重ねて主張した。
次期衆院選をめぐる年内解散の選択肢についての質問で、「私は官房長官の会見でよく、安倍総理がいつ解散するかと聞かれたときに、解散というのは総理が解散するといえば解散、しなければしない、それ以上でもそれ以下でもないと申し上げてきてます」と答えると、スタジオの有識者は「まったく否定しないということは、そういうことも考えながらやっていると解釈すればいいと思います」と解説した。