「半沢直樹」堺雅人「何を考えているんだ、先輩は」香川照之「お・し・ま・いDEATH!」後映像初公開
2020年09月06日 22:43
芸能
再び出向のピンチに陥っている半沢は、宿敵から人事に口利きしてもいいと助け舟を出されるが「お断りいたします。自分の身は自分で守ります」と拒否。すると、大和田は「はい、残念でした。そんなものは守れませんっ!組織に逆らったらどうなるか、君が一番よく分かっているはずだ。私はどんな手を使っても生き残る。だが君はもう、おしまいです。お・し・ま・い(英語の『th』の発音で少し舌を出し、親指を立てた右手で首を切るポーズをしながら)ですっ!」と言い放ち、その場を去った。
「です」が「DEATH(死)」と重なる台詞回しと究極の“顔芸”に、インターネット上には「自分が堺雅人だったら、絶対笑うわ(笑)」などの書き込みも。視聴者の爆笑を誘った。
香川は「これは結論から言うと、僕自身が考えたアドリブです。ただ、いろいろと流れがあって。パート2が始まる時に、どういうテンションで行くんだ、と。パート1の延長で行こうとなって(当該シーンは)土下座を食らって以来、大和田と半沢が会うシーン。台本は『君はもうおしまいです、半沢君』で終わっていたんですが、それだけだと僕の気持ちが足りなかった。だって土下座したままのところに(市川)猿之助さん(伊佐山役)が入ってくるわけで。大和田の何かの細胞が壊れているんですよ、人間として。そうじゃないと、立ち上がれない、なんてことはないわけです。そんな人間が宿敵に会った時に何か言ってやろうと思って(撮影の)前の日からずっと考えて現場に入って、堺さんと段取りをやって『です』と『DEATH』と合っているな、と思って。そこで昨日から生まれようとしていたものが、ポロッと生まれたんです」と振り返った。
堺が「テストでも、途中からじゃないですか」と水を向けると、香川は「1回目から言うのは、頃合いがまだよろしくない。このアドリブはトップから行くか、4回目に言うか、微妙に考えました」。共演者からも驚きの声が上がり「『お・し・ま・いDEATH!』はたぶん(テイク)3回目ぐらいの寄り合戦になってから、とにかく堺さんに浴びせたいと思っていたから。反響?お子さまたちがマネをするのは、やめていただきたい、と。大和田暁しか言えない言葉なんだ、あれは。良い子はマネしちゃダメ」と続けた。
カットがかかった後、堺が吹き出し、崩れ落ちて膝をつく映像も初公開。堺は「ひどい目に逢いました(笑)。テイクがいくつもあるから、その度に崩れ落ちていましたよ。1発目?『何を考えているんだろう、先輩は』と思いました。笑いを怒りに変える回路がないか、自分の中で探したんですが、なかったですね」と明かした。