「半沢直樹」初の朗読劇が開幕!ファン“後日談”堪能 尾上松也“顔芸”嫉妬「先輩方にチクショーと」
2020年09月12日 16:05
芸能
「黒い二人の日記帳」は、南野が賀来賢人(31)の顔に書類を投げつけた第4話のシーンを伏線に使う展開も。見栄っ張りな2人が離婚後に再会した姿を描く。
「繰り返される時…」は、まさかのタイムトラベルもの。広重は何度も過去に戻るが…。
朗読劇の後には、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)とのコラボレーション企画として伊集院光(52)をゲストに迎え、トークショーも行われた。
今作のレギュラー出演者が登場し、半沢に倍返しされた者や救われた者の“その後”を描くオリジナルストーリーを生朗読。ドラマ放送中に“スピンオフ”が朗読劇になるという異例の企画が実現。劇団「MONO」を主宰し、この日の朗読劇「黒い二人の日記帳」の脚本を手掛けた土田は「(今回の朗読劇は)『半沢直樹』という母体、作品の懐の深さがあって、できることかなとつくづく思いました」。松也も「そういう力を持っているドラマは少ないと思うんですね」と続けた。
松也は「ずっと腹立つことがありまして。敵役の先輩方(香川照之、片岡愛之助、市川猿之助)が思う存分やっている姿を見ると『チクショー』という感じで(笑)。僕の瀬名役はそういうキャラクターじゃない作り方を監督と一緒にしましたが、もう1回頭から(撮影を)やって(自分も)何度か、どアップの顔芸シーンを作ろうかな(笑)」と対抗心を燃やす一幕も。
コロナ禍のイベント開催に、南野は「こうやって、たくさんの方に来ていただいて(開催が)できて、よかったと思います」と感謝。山崎も「僕は(本編)1話と2話のみの出演。僕のシーンは、ほぼ3月ぐらいに撮り終わって、その後、コロナ禍で撮影がストップしまして。今となってみますと、僕は本当に『半沢直樹』に出ていたんだろうか(笑)、それすら疑うような感じです。広重という役の“その後”をここまで描いていただいて、非常にうれしく思っています」と喜んだ。
今回の朗読劇は、7年ぶり続編のドラマ放送に先駆け、今年2~3月にTBSラジオで放送したラジオドラマ「半沢直樹 敗れし者の物語 by AudioMovie」をヒントに誕生。金融庁の検査官・黒崎(片岡愛之助)ら半沢に倍返しされた人々の“その後”を描き、好評を博したが、「半沢直樹」の世界観を声で届ける“聴くドラマ”の演出に、出演者の生朗読という“舞台演出”が加わった。朗読劇の演出は演劇集団「Z―Lion(ジ―ライオン)」を主宰し、「半沢直樹」ドラマ本編にも出演中の俳優・粟島瑞丸(39)が担当した。
チケットは全席指定6500円(税込)。イープラス「Streaming+」でライブ配信も行われ、配信チケットは1800円(税込)。
公演の詳細は以下の通り。
【12日(土)14:00公演】
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:伊集院光
【12日(土)18:00公演】
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
「おかしな二人の殺人事件」
出演:角田晃広(三木重行役)×佃 典彦(曾根崎雄也役)
脚本:吉井三奈子
脚本協力:今井太郎
トークショー:角田晃広、佃 典彦、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:伊集院光
【13日(日)12:00公演】
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「繰り返される時…」
出演:尾上松也(瀬名洋介役)×山崎銀之丞(広重多加夫役)
脚本:粟島瑞丸
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、山崎銀之丞
ゲスト:藤森慎吾
【13日(日)16:00公演】
「黒い二人の日記帳」
出演:南野陽子(平山美幸役)×土田英生(平山一正役)
脚本:土田英生
「初恋の味」
出演:賀来賢人(森山雅弘役)×尾上松也(瀬名洋介役)
ゲスト:沢城みゆき
声の出演:大塚明夫
脚本:谷口純一郎
トークショー:南野陽子、土田英生、尾上松也、賀来賢人