渡哲也さん、内海桂子さん死去…レジェンド2人“正反対の共通点”

2020年09月13日 13:15

芸能

渡哲也さん、内海桂子さん死去…レジェンド2人“正反対の共通点”
渡哲也さん Photo By スポニチ
 【芸能 覆面座談会】またまた薬物事件が起こった芸能界。俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されました。渡哲也さん(享年78)、内海桂子さん(享年97)の訃報もありました。いつもの覆面メンバーが芸能ニュースに斬り込みます。
 芸能リポーター 渡哲也さんが8月10日に78歳、内海桂子さんが8月22日に97歳で亡くなった。レジェンドの2人だけに喪失感が大きいね。

 ワイドショーデスク 渡さんは石原軍団、内海さんは東の漫才界を引っ張ってきた。渡さんには舘ひろしが弟分としていたし、内海さんはウッチャンナンチャンやナイツが弟子。残したものも大きい。

 スポニチ本紙デスク 渡さんは舘への言葉の中で「ひろし、うまくならなくていいんだぞ」と言っていた。これは主演を演じる俳優は小手先の技を鍛えるよりも、堂々とした存在感を出していく方が大切だと教えたかったんだろう。ここに渡さんの優しさがある。その言葉に従った舘はダンディー俳優として唯一無二の存在になっている。渡さんの影響は大きいよね。

 週刊誌記者 反対に「うまくなれ」と後輩に言っていたのが内海さん。ナイツがスーツで漫才をするのは内海さんの教えを守っているから。「ちゃんとした服装で笑わせるのは難しい。あえてスーツで舞台に立ちなさい」と言っていたと聞いたよ。

 本紙デスク 渡さんは後輩に「うまくならなくていい」と言い、内海さんは「うまくなれ」と言っていた。対照的だけれど、後輩の将来を思って言ったのは同じ。その言葉が今後もいい影響を与え続けていくんだろう。

 リポーター そういえば、スポニチが内海さんの訃報をスクープしたね。遺影や出棺の様子の写真も掲載されていた。

 本紙デスク 訃報を直前に聞いて取材した結果だけれど、紙面にしてみて改めて100年近くを生き抜いた内海さんの人生の凄さを感じた。

 週刊誌記者 大正、昭和、平成、令和の4時代を生きた現役最年長芸人だったからね。何よりも、晩年に始めたツイッターのフォロワーが49万人を超える人気で若い世代にも名前が知られて現役感が最後まであったのが凄いことだと思う。

 リポーター 最後までといえば、渡さんも病気で仕事をセーブしていたとはいえ、現役感があった。石原プロの解散を7月17日に発表した直後だったし、石原裕次郎さんとの新CMも7月末からオンエアされたばかりだった。石原軍団のきれいな幕引きをしたのは、見事な終活でもあったよね。

 ワイドデスク 渡さん、内海さんのような存在感あるスターは今後も登場してくるのかな。もう誰も言葉を聞けないのが残念だ。

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