竹内結子さん「なぜ?」…前夜は家族で普段通り夕食、40歳トップ女優、2人の子供たちを残して
2020年09月28日 05:31
芸能
捜査関係者によると、前日26日は中林と子供2人の家族4人で普段通り過ごしていた。マンションは室内が2階建て構造のメゾネットタイプ。竹内さんは夕食後に寝室のある2階に上がったという。だが、中林が気づいた時には変わり果てた姿だった。現場の状況から事件性はなく警視庁は自殺を図ったとみて経緯を調べている。
看板女優の突然の悲報に、所属事務所の関係者は言葉を失った。公式サイトで死去を報告し「あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然(ぼうぜん)としております」と悲痛な思いをつづった。
竹内さんの遺体は病院から警視庁渋谷署に移された後、都内の斎場に安置された。捜査関係者は「ご遺体には家族が付き添っていた。今日はずっと寄り添われているようなので、詳しい経緯などのお話を聞くことはもっと後になるでしょう」と話している。葬儀や告別式について、事務所は「協議中」とした。
公私ともに順調だっただけに、周囲は「なぜ?」と驚きを隠さない。昨年2月に中林と再婚し、今年1月末に第2子となる男児を出産したばかり。関係者は「成長を楽しみにされていたので、子供を残して命を絶つとは…」と絶句した。
中林とは最近も一緒に食事に出かけるなど夫婦仲は良好。08年に離婚した歌舞伎俳優中村獅童(48)との間にもうけた長男(14)は長く1人で育てており愛情を人一倍注いできた。今月1日のイベントでは「自分で(ラーメンを)作るようになって。夫と一緒に夜食を作って男同士の内緒話をしていたり」とエピソードを交えうれしそうに成長を明かしていた。
また、仕事は現在、育児のためセーブ中。しばらく仕事はしないことを決めており、新たに決まっている仕事もなかった。ただ、出産前に「新しい仕事を入れてほしい」と話すなど積極的で、今年からスタートしたCMもあった。
事務所関係者は「悩んでいた様子はなかった」と一様に口にする。一方で竹内さんは、今月発売された女性誌「LEE」のインタビューで「2度の出産で仕事を離れることには不安がありました」と話している。ただ、気持ちはいたって前向き。「40代も仕事という軸は持ちながら、家族との時間を楽しんでいきたいですね」と今後の展望を明るく語っていた。それなのに、なぜ子供を残して逝ってしまったのか。輝くような笑顔をもう見ることはできない。
◆竹内 結子(たけうち・ゆうこ)1980年(昭55)4月1日生まれ、埼玉県出身。中学卒業後にスカウトされたことをきっかけに、96年にフジテレビのドラマ「サイボーグ」で女優デビュー。その後、99年にNHK朝の連続テレビ小説「あすか」でヒロインを務める。フジテレビ「ランチの女王」で月9初主演。映画「黄泉がえり」「いま、会いにゆきます」などで日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した。
《芸能界相次ぐ訃報》芸能人の突然の死が続くことに衝撃が広がっている。7月に俳優三浦春馬さん(享年30)、今月14日に女優芦名星さん(享年36)が相次いで急死。いずれも自殺とみられている。
三浦さんは新作ドラマの撮影中で、新曲の発売も控えるなど仕事は順調だった。それだけに所属事務所は三浦さんが亡くなった当日の経緯を公式サイトで報告するとともに、ファンがメッセージを書き込める特設サイトを立ち上げた。芦名星さんもドラマの撮影中で、仕事は途切れなく続いていた。
今月20日にはベテラン俳優の藤木孝さん(享年80)も亡くなった。「役者としてやっていく自信がなくなった」と書かれた遺書が見つかったという。5月には、プロレスラーでタレント活動も始めていた木村花さん(享年22)も亡くなっている。
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