大河「麒麟がくる」将軍役・一ノ瀬颯 「僕の新しい一面を」
2020年09月28日 12:00
芸能
![大河「麒麟がくる」将軍役・一ノ瀬颯 「僕の新しい一面を」](/entertainment/news/2020/09/28/jpeg/20200928s00041000215000p_view.jpg)
「基になる史実があり、衣装もふだんと違うので、新鮮でした」
──衣装は?
「前と後ろから二人がかりで着させてもらいました。実際の将軍も着させてもらっていたと思うので、こんな感じだったのかな、と想像していました」
──髪形は?
「昔はこれが当たり前だったことに納得がいきました。やる前は似合わないと思っていましたが、周りから『似合っている』と言われ、自分でも、ありなのかな、と思いました」
──スタジオは?
「セットのクオリティーがすごいです。当時の建物が再現されていて、そこにいるだけで気合が入ります。撮影現場ではみなさんに優しくしていただいて、変な緊張をせずに演じられました」
──役作りは?
「これまでやったことのないアプローチをさせていただきました。歴史上の人物で、少ないながらも文献が残っているので、調べられる部分は調べて、あとは周りの人たちとの関係性を考えながら、自分なりに想像した部分があります」
──足利義栄はどんな人?
「病気で短命ですが、内側に強い野心を秘めている人です。三好三人衆に担がれ、操り人形みたいな感じではありますが、将軍になりたいという強い意志を持っています」
──どのように演技した?
「ひとつひとつの表情で、見てくださる方の心に残るように、いつも以上に意識して演じました」
──「騎士竜戦隊リュウソウジャー」で学んだことは?
「今後、続けていく上でいちばん大事だと思ったのは、役に対する向き合い方です。リュウソウジャーで、1年間、ひとつの役を大切に育てていくことを学ばせていただきました。この作品のように、短い期間にぐっと詰め込んで深みのあるキャラクターを作らなければいけないこともありますが、そのアプローチ方法はリュウソウジャーで体験できていたと思います」
──まだこの大河の出演が続くが、今後、別の大河にも出たい?
「今回の経験を生かして、またやらせていただけたら、うれしいです。リュウソウジャーでは1年間剣を使ったアクションをしていたので、今度は殺陣にも挑戦したいです」
──どんな俳優になりたい?
「幅広い年齢層の方々に認めて頂けるような、演技力のある俳優になりたいです」
──最後にファン、視聴者にメッセージを。
「今までにないビジュアルや、内面を表情に出すことなど、僕の新しい一面を見てもらえたらうれしいです」
◇一ノ瀬颯(いちのせ・はやて) 1997年(平9)4月8日生まれ、東京都出身の23歳。昨年3月から今年3月まで放送されたテレビ朝日系「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のリュウソウレッド/コウ役でデビュー。同3月、初写真集「颯」を発売。特技はダンス、バスケットボール。身長1メートル79。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。