「ドラマのTBS」時代到来か…新体制下で「全社一丸」ドラマ制作への姿勢を反映
2020年09月29日 05:30
芸能
さらに来年1月には、16年に社会現象となった「逃げるは恥だが役に立つ」のスペシャル版が放送されるなど今後もキラーコンテンツが控える。かつて「民放の雄」と言われながらも長らく低迷したが、ドラマ制作に変化が出てきたのは2年前に佐々木卓社長(61)の新体制になってから。「半沢」が7年ぶりに放送された背景にも体制のチェンジが大きく関わっている。同作に限らず、多くの現場関係者が「ドラマ制作に対する姿勢が熱くなってきたのを感じる」と語る。それを他局も感じており、NHKの制作関係者も「半沢、逃げ恥、ナギサさん、いずれも現場の声と企画力を意識したドラマ作りで我々も意識している」と明かすほど。
「半沢」の最終回で描かれたのは、北大路欣也(77)演じる頭取が、派閥意識が強い銀行内をとりまとめ、バンカーが一丸となることを目指す姿だった。テーマは「全社一丸」。今のTBSのドラマ作りを反映させたのかもしれない。