是枝裕和監督(58)が29日、都内で行われた第33回東京国際映画祭(10月31日~11月9日)のラインアップ発表に出席し同映画祭の改革の必要性を説いた。
海外の映画祭を多く経験している是枝監督は「多様で豊かな映画の長い歴史を持っている国は、映画祭も豊かなはずなのに、東京は果たしてそれに見合っているかずっと疑問だった」と持論を展開。5年前から改善点を記した提言書を映画祭のトップに手渡してきた。今年は「監督たちが交流する場をきちんとつくってほしい」と、アジア各国の監督とリモートでトークショーを行う「アジア交流ラウンジ」を主導する。