石原さとみは“ひたむきなメモ魔” 役作りのためスポニチ来社 編集局も人柄に感動
2020年10月02日 05:30
芸能
校閲部長の説明を熱心に聞きながらメモする姿が印象的だった。実際に自ら誤字を見つけた際には「赤字(誤字)です!」と赤ペンを手に声を張り上げ、紙面のレイアウトを手掛ける担当者のもとに駆けつけてくれた。
ドラマがヒットした後も「感謝の思いを伝えたい」と再度来社。大ヒット御礼の1面を作って手渡すと大喜びしてくれて、そのひたむきで無邪気な姿に全編集局員が感動した。
そのひたむきさのルーツはどこか。16歳でデビュー。当初はアイドル女優として人気を集めたが、実力のあるトップ女優へと着実に駆け上がった。その背景について、石原と仕事をした関係者の多くは「とにかくメモ魔」と一様に言う。
「人が話したことや自分で気がついたことを全部ノートに書く。それを咀嚼(そしゃく)し、全てを自分の言葉にする力がある」。その仕事ぶりについては「自分の意見を相手に真っすぐに伝える人。しっかりとした自己主張があるので“ちょっと面倒だ”と思う現場の人間もいる」との声が出るほど。
そんな彼女もデビューから17年。思うように仕事ができないコロナ禍に遭った。今回のお相手について「疲れて悩んでいた私を支えてくれた人。この人ならと思いました」と周囲に明かしている。これからはメモしなくても、人生の喜びを一緒に刻んでくれる人がいる。