杉山愛さん 池袋暴走、初公判に「ご遺族の気持ちを考えると言葉がない。私も同じくらいの子どもがいる」

2020年10月08日 17:06

芸能

杉山愛さん 池袋暴走、初公判に「ご遺族の気持ちを考えると言葉がない。私も同じくらいの子どもがいる」
元プロテニス選手の杉山愛さん Photo By スポニチ
 元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんが8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長の被告(89)が8日に東京地裁で行われた初公判で、起訴内容を否認し、無罪を主張したことについてコメントした。
 被告は「心からおわび申し上げます」と謝罪した上で「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と述べた。弁護側は被告に過失はないとした。亡くなった母子の遺族の男性(34)は閉廷後に記者会見し「車の不具合を主張するなら謝ってほしくなかった。2人の命と遺族の無念に向き合っているとは思えなかった」と話した。

 杉山さんは「本当にご遺族の気持ちを考えると言葉がない。私も同じくらいの子どもがいますので、当たり前にあった日常を突然このような形で奪われるっていう、“本当に会社に行けなかった”って遺族の男性はおっしゃってましたけど、当たり前ですよね」と話した。そして「実際にこの2人の方(母子)は帰ってこないんですけど、ただご遺族の気持ちとしては反省して向き合って…そう言ってましたけど、それしなかったらもう残された遺族の気持ちが前に進めないですよね」と涙ながらに訴えた。
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