草なぎ剛 初のトランスジェンダー役で「母性が目覚めた感じ」
2020年10月09日 13:03
芸能
映画は、トランスジェンダーとして生きる主人公(草なぎ)と、母親のネグレクトを受け、主人公のもとに預けられた少女(服部樹咲)の疑似親子の切ないラブストーリー。初めてトランスジェンダー役を引き受けた理由について「難しいと思ったが、脚本から、感じたことのない温かい気持ちを実感できて、参加したい気持ちが勝った。脚本を読んで凄く泣いた」と明かした。
役作りに関して「撮影前、トランスジェンダーのドキュメンタリーのDVDや、監督がまとめた資料をいただき、トランスジェンダーの方とのミーティングの機会もあった」と説明。
主人公は物語が進む中で徐々に母性を目覚めさせるが「何かを育てるのは、ジェンダレスの世界で、男性も女性も変わらない。何かを育てていくような気持ちで演じていくうちに本当に自分の中で『もしかしたら、これが母性なのか!?』というのが目覚めた感じだった」と自然な演技になったことを強調した。
同席の内田英治監督は「草なぎさんのようなトップスターが出演し、意義のある映画」と指摘。草なぎは「世界中のみなさんに見ていただきたい。デリケートな問題が作品の中で描かれている。みなさんの考えるきっかけにるといい」と話した。