【作曲家・筒美京平さん死去 】
筒美さんは幼少期からピアノを学び、青学大在学中はジャズバンドで活躍。家が米大使館に近く、大使館の米国人がレコードを持ってたびたび遊びに来たことが、後の作曲スタイルの素地となった。
取材など表にはほとんど出ない半面、人と会うのは好きだった。最新の売れっ子歌手と会いたがるなど、分野を問わず新しいものに興味を持った。若手の意見も柔軟に取り入れていたという。酒を好み「都内の高級ホテルで、いろんな人と酒を酌み交わしながら会話することで、曲作りの糸口にしていた」と関係者は話す。私生活では食い道楽、着道楽。園芸を生涯の趣味としていた。