「エール」堀内敬子の涙にネットもらい泣き 藤堂先生の手紙「昌子の心の宝物」森山直太朗と「豊かな時間」
2020年10月15日 08:20
芸能
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第89話は、裕一(窪田)は音楽慰問から帰国。その足で戦死した藤堂先生(森山)から託された手紙を妻・昌子(堀内)に届けるため、故郷・福島に向かう…という展開。
(※以下、ネタバレ有)
<藤堂家の居間>
藤堂先生の声「君がこの手紙を読んでいるということは、もう僕はこの世にはいないということだ。君と憲太にもう会えないなんて、とても寂しい。昔から僕はどこか冷めた部分を持った人間だった。自分の気持ちを素直に出すことが不得手だった。そんな僕を変えてくれたのは君だ。君を知るにつれ、その明るさ、真っすぐさに、僕の殻は溶けていった。残していくこと、心から謝る。君が好きだった。愛していた。ありがとう。僕の人生に現れてくれて。君に会いたい。藤堂清晴」
裕一「先生は、僕を車の下に隠してくれて…すぐそこで撃たれました。たぶん…僕を守ろうとしてくれたんじゃないかって思います」
昌子「そう。あの人、あなたのごと、本当に好きだった。きっと自分の人生、託してたのね。幸せだったなぁ。楽しかった。もう、あんな日、還ってこない。会いだい。もう一度、会いだい」
堀内は「藤堂先生は人の良いところを伸ばしてくださる先生で、昌子としては(出征せず)ずーっと教師でいてほしかったと思います」と推し量り「直太朗さんはアーティストでありながら、とてもリアルなお芝居で、人物に深みがありました。ご一緒させていただいて、豊かな時間を過ごさせていただくことができました」と初共演の感想と語った。
昌子が手紙を読むシーンは「(チーフ演出の)吉田(照幸)監督のご配慮で、本番だけに(別撮りした)直太朗さんの声を流すという演出でした。そういう、スタッフの皆さんの細かい気遣いもうれしかったです。劇中の手紙は、直太朗さんが書いてくださいましたとスタッフさんが教えてくれました。ドラマでは専門の方にお任せすることも多いのですが、わざわざご本人が書いてくださったというところも、作品に対する愛情を感じました」と秘話を告白。
「当時、家族に手紙を渡すことも叶わず、亡くなられた方もたくさんいたと思われます。昌子は幸せですよね。その手紙を心の宝物として、大事な息子と生きていけると思います」と結んだ。