東出昌大、蒼井優は「芝居の化け物」 映画「スパイの妻」共演で舌を巻く
2020年10月17日 17:53
芸能
役について東出は「あの時代は科学者が大量殺戮兵器や爆弾を作り、医療従事者が人体実験をして細菌兵器を作り、人間の道に反しているのが特徴なのかなと。そういう人物になれればと思い、ヒールに徹しました」と振り返った。
本作は、太平洋戦争開戦前に偶然恐ろしい国家機密を知り、正義感から世に明かそうとする男性とその妻の物語。先月の「第77回ベネチア国際映画祭」において、日本映画では北野武監督の「座頭市」以来、17年ぶりに銀獅子賞(監督賞)を受賞する快挙を成し遂げた。ステージ上でトロフィーがお披露目され、蒼井は「おめでとうございます。すばらしいことすぎて、どう言葉を添えていいのかわからないくらいすごい」と改めて祝福。黒沢監督は銀色に輝くトロフィーを横に「ささやかながらも映画の歴史に『スパイの妻』が名を刻んだのかと実感が湧いてくる」としみじみと話した。
本作は世界89カ国での配給も決定した。舞台あいさつには高橋一生(39)、坂東龍汰(23)も登壇した。