「半沢直樹」バック土下座話題の佃典彦 初バラエティー「愉快な気持ち」番組Pも驚き「半沢と同じだ!」
2020年10月24日 09:00
芸能
架空の家族・鳳家が舞台。佃はお取り寄せによる買い物を愛し、新製品大好きの父・陽生を演じる。コスパ重視の母・とく子(中田裕子)、ニッチなものを爆買いする長男・一風(岩崎真)、グルメに目がない長女・美味(秋本帆華)ら、一癖も二癖もある家族。毎回何かを買っては騒動を巻き起こす。
佃自身は「僕は物欲が全くないので、買い物もあまりしませんが、100円ショップに立ち寄ると、要らないモノまでつい買ってしまいます。最近買った要らないモノはナウマンゾウの置物です」と笑いを誘った。
1986年、名城大学演劇部を中心に結成された「劇団B級遊撃隊」を主宰。作・脚本も手掛け、2006年には「ぬけがら」で“演劇界の芥川賞”と呼ばれる第50回岸田國士戯曲賞に輝いた演劇人。「半沢直樹」の“怪演”により、一躍ブレイクした。
佃の魅力について、同局の小森耕太郎プロデューサーは「存在感は随一。名古屋演劇人としては、脚本家としての佃さんというのが印象的だと思います。もちろん『ぬけがら』も観ましたが、頭の中はどうなっているのでしょう。凄い着想力だと驚きました。役者としては、一瞬で空気も持ってしまうところが素晴らしいです。25年ほど前のドラマですが、『やっとかめ探偵団』にチンピラ役で出演していただき、端役とはいえ、その場の出演者全員が唸るほど見事なキレっぷりを披露してくださいました」と力説。
今回も「台詞量は物凄く多いのですが、全部頭に入れていらっしゃいました。『半沢直樹』でも同じようなエピソードありましたが、同じだ!と思いました」と舌を巻いた。
佃は「半沢直樹」で主人公・半沢(堺雅人)に“倍返し”され土下座し、東京中央銀行審査部次長から出向となった曾根崎雄也役。中盤の話題をさらった。審査部の担当だった帝国航空の再建を半沢に横取りされたと逆恨みし、事あるごとに半沢の行動を妨害。第6話(8月23日)、帝国航空財務部長・山久(石黒賢)にミスを負わそうとしたが、半沢に暴かれ“後退り土下座”し、大反響を呼んだ。