白石麻衣「幸せの詰まった9年間でした」乃木坂の絶対エース、涙と笑顔で卒業
2020年10月29日 05:30
芸能
「私は何もできない普通の人だったけど、ここまでにしてくれたのはファンの皆さんのおかげですし、大好きなメンバーがいたから。幸せの詰まった9年間でした」
再出発を印象づける純白ドレス姿で、メンバーへの感謝を交えお別れのあいさつ。時折、手で涙を拭いながら「ライブが始まって、曲がかかった時に“ああ、もう乃木坂でいられるのもあと数時間なんだな”って、凄く凄く凄く寂しい気持ちになった。でも最後は笑顔にならなきゃなとも思って、ここまで走ってきました」と、2時間の卒業ステージを振り返った。
笑顔をはじけさせ、自ら「みんな盛り上がっていくよ」と、威勢よく号砲を鳴らした卒コン。その後も努めて明るく振る舞ったが、1期生だけで6曲目の「失いたくないから」を歌うと、こらえきれなかった。曲間で生田絵梨花(23)に「9年間ずっと一緒にいたから寂しいな」と語りかけられると、せきを切ったように涙があふれた。曲が終わっても収まらず、ステージ脇にティッシュを取りに走った。
グループのエースで精神的支柱でもあった白石。最高の形で送りだそうと、同期も後輩も入念に準備してきた。前日27日のリハーサルでは、感傷的になって泣きながらパフォーマンスするメンバーもいた。
白石の功績を振り返るように、2年連続で日本レコード大賞を受賞した「シンクロニシティ」(18年)と「インフルエンサー」(17年)を立て続けに披露するなど全23曲のステージ。みんなに愛されたまいやんらしく、笑顔と涙が入り交じったラストとなった。(飯尾 史彦)
◆白石 麻衣(しらいし・まい)1992年(平4)8月20日生まれ、群馬県出身の28歳。11年に1期生オーディションに合格。13年の「ガールズルール」で初センター。18年には「シンクロニシティ」で2度目の単独センターに。19年に日本テレビドラマ「俺のスカート、どこ行った?」にレギュラー出演。愛称はまいやん。1メートル62。血液型A。