嵐 史上最大規模の圧巻ステージ!コロナ無観客でも…大野「僕たちと、みんなはつながっている」
2020年11月04日 05:35
芸能
新型コロナウイルスの影響で無観客。ファンは画面越しに声援するしかなかった。ただ全ての客席に置かれた7万本のペンライトが嵐とファンをつないだ。櫻井翔(38)は「みんながいるように感じた」。画面の向こうからの声援もメンバーの耳に届いたはずだ。
客席にマイクを向けて合唱を促したり、一緒に手を振るタイミングを身ぶりで指示したり、ファンとの一体感を意識したしぐさも随所に見られた。相葉雅紀(37)は「サンキュー!今聞こえたぞ、みんなの声が!」と声を張り上げた。
待ちに待った国立の舞台。一度は10月に有人による3日間公演が決まったが、最終的に無観客の決断を強いられた。しかし、配信だからこそできる工夫を随所に盛り込んだ。現実の光景に、架空の物体を重ねて映し出す「拡張現実(AR)」技術を導入。「Monster」(10年5月発売)では新日本フィルハーモニー交響楽団がリモート出演。荘厳な演奏を繰り広げた。
二宮和也(37)は「楽しいね。こんな大きな声出して歌って踊るのが久々ですよ」。松本潤(37)が「いろいろあったけどライブができてよかったよ!」と絶叫すると残る4人も晴れ晴れとした笑顔を見せた。
「カイト」歌唱前の映像で、大野智(39)はこう言った。「僕たちと、みんなはつながっている」。コロナ禍で物理的には離れても、かえって強まる絆もある。そんな光をもたらす祭りとなった。
◆嵐 1999年9月、米ハワイで結成を発表。同11月「A・RA・SHI」でCDデビュー。ヒット曲に「Love so sweet」「Happiness」「GUTS!」など。09年から昨年までNHK紅白歌合戦に11年連続出場。10年からは5年連続で白組司会を担当した。オリコンチャートのシングル1位獲得数は54作で歴代1位。グループ名は「世界中に嵐を巻き起こす」の意味があり、五十音で「あ」、アルファベットでは「A」で、ともに最初の文字であることから「頂点に立つ」の意味もある。