「銀河鉄道999」シネマコンサート初開催決定!大ヒット主題歌をタケカワユキヒデ自ら歌唱
2020年11月06日 05:30
芸能
42年も前の映画のコンサート化に踏み切ることができた大きな要因は譜面。作中音楽を手掛けた作曲家の青木望氏(89)が自宅で大切に保管していたため「鉛筆で書かれた譜面なのに、印刷したようなきれいさ」(飯島則充プロデューサー)で残っており、そのまま使えるほどだという。
同作はゴダイゴが主題歌で音楽史に金字塔を打ち立てたことでも有名だ。ロックバンドがアニメ主題歌を歌うのは当時初めてで、シングル120万枚はアニメ主題歌として当時の歴代最高売り上げ枚数を記録。音楽関係者は「原作者の松本零士さんは当初、ロックバンドの起用に難色を示したが、この曲が流れるラストシーンを見て大丈夫だと心を打たれた」と振り返った。この歌はEXILEがカバーしていることでも知られる。タケカワは主題歌だけでなく、挿入歌「TAKING OFF!」を歌う計画もある。
「銀河…」は79年に公開され、同年の邦画動員1位となった人気作。シネマコンサート化される日本のアニメは「君の名は。」(17年)「機動戦士ガンダム」(19年)に続く3作目で、ヒットは間違いなし。来年2月6日に東京国際フォーラムホールA、同11日に大阪・フェニーチェ堺で上演される。
▽劇場版「銀河鉄道999」 テレビアニメの放送開始から約1年後の79年8月に公開。主人公の15歳・星野鉄郎が母親を殺した機械人間を操る機械伯爵を倒そうと、謎の美女・メーテルとともに999号に乗り、アンドロメダに出発。試練を経て機械伯爵を倒すという少年の成長を描いた。監督りんたろう。配給収入は16億5000万円で同年の邦画1位、アニメ映画史上初の快挙となった。