田中秀征氏 菅義偉首相の日本学術会議問題の答弁に「任命した99人も総理が調べていなきゃいけない」
2020年11月08日 12:00
芸能
田中氏は「6人の会員としての資格を調べたか、調べなかったかも問題になっているけど、問題は任命した99人も総理が調べていなきゃいけないんですよ。そうじゃなかったら6人が出てこない。任命した人もこういう理由でって、そこんところが議論の中で除かれている感じがする」と自らの見解を述べた。そして「この問題を今のような片付け方では致命傷ですね、政権にとって。どんどんだらだら出てきて、すべてがあきらかになりますよ。そうしたらもう笛吹けど踊らずという感じになって、とてもこの政権もたないですよ」とし、6人を任命した上で「学術会議の在り方についていろいろ議論があるならば、(任命した)後ですればいい話」と話した。
答弁の中で、首相は6人を外した理由の1つは「会員の出身や大学に大きな偏りがある。例えば旧帝国大学の会員が45%を占めるが、私立大は24%。49歳以下は3%にすぎない」としたが、6人中3人は私立大の教授で、東大の教授の1人は50代前半と会員では若い。矛盾点を問われると「今回の任命の判断と直結はしない」と修正し、答弁は迷走した。