長嶋一茂、引退試合巡る賛否に「なんでも白黒つけたがる世の中に移行してるのは危険」
2020年11月15日 12:36
芸能
番組では、この引退試合を巡って最後のバッターが投手に花を持たせるための三振をしなかったことについて、インターネット上で「空気を読め」といった声のほか、「プロである以上全力でやるのが礼儀」「むしろわざと三振に倒れる方が失礼」など、賛否が上がっていることに触れた。
一茂は「総論で言うと、これに賛否があるのがよく分からないですね。なんでも白黒つけたがる世の中に移行してるのは危険な状態だと思いますね」と指摘。「確実に球場内にいた人たちは感動してますから。なんといったって、引退する年に149キロなんて普通は投げられないですからね。彼(藤川)はそこまでパフォーマンスを上げて引退試合にかけてるわけですよ」と語った。
一方で、「ジャイアンツの方は(リーグ)優勝が決まっているので、原監督が坂本、中島を代打に出したところで演出なんですよね」と言い、重信については「もちろん真剣勝負でよかったんですよ。ただやっぱり、前の大先輩2人が三振をしてるわけですよ。それを重信くんが見てて『俺、どうしたらいいんだろうな』みたいに(なる)」と推測。
続けて「チームが『重信、三振してこいよ』なんて絶対言えないですから、それは公式戦としての真剣勝負」とし、「両チームが藤川くんのために演出をした結果がこれだった」と話した。