吉永小百合 東映・岡田会長死去に憔悴 参列者「焼香の時は遺影と向き合い話しかけているようでした」

2020年11月23日 05:30

芸能

吉永小百合 東映・岡田会長死去に憔悴 参列者「焼香の時は遺影と向き合い話しかけているようでした」
岡田さんがプロデュースした映画に数多く主演した吉永小百合 Photo By スポニチ
 急性大動脈解離のため18日に急逝した東映の代表取締役グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ)さん(享年71)の密葬が22日、都内の寺で営まれた。親族をはじめ東映の多田憲之相談役、手塚治社長ら関係者が参列。岡田さんがプロデュースした映画に数多く主演した吉永小百合(75)も駆けつけ、恩人に最後の別れを告げた。
 参列者によると、吉永はかなり憔悴(しょうすい)した様子で、「ほとんど言葉を発することもありませんでした。涙は見せませんでしたが、悲しみは計り知れません。焼香の時は気丈に遺影と向き合い話しかけているようでした」と明かす。出棺の際には、事務所のスタッフにもたれかかるようにしながら手を合わせるなど、立っているのが精いっぱいの様子だったという。

 岡田さんは、吉永が故高倉健さんと初共演した1980年「動乱」で吉永の出演映画を初プロデュース。以降、映画界でも屈指のサユリストを自任し、88年「華の乱」、05年「北の零年」、12年「北のカナリアたち」など東映での主演作のほとんどを手掛け、映画女優「吉永小百合」を支えた。14年には吉永が初めて企画・プロデュースした「ふしぎな岬の物語」の製作を決断するなど、2人は揺るぎない信頼関係で結ばれていた。今年9~10月に撮影された来年公開予定の「いのちの停車場」も、岡田さんが陣頭指揮を執っていた。それだけに、20日に悲報が伝えられた際に吉永は「信じられないことです。これから映画の完成まで、どうぞお力を私たちに与えてください。見守ってください」とコメントした。

 最新主演作が、天国へ旅立った岡田さんへの何よりの手向けとなる。
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