「エール」光子さん 夫・安隆が眠る海へ「ナレ死より一段上」散骨映像のみの演出 薬師丸ひろ子好演
2020年11月24日 14:15
芸能
第117話は、アキラ(宮沢氷魚)に華(古川琴音)が好きだという理由を再度、問いただした裕一(窪田)だったが、2人の本気を感じ、ついに2人の結婚を認める。挙式には仲間たちが勢揃いし、賑やかに行われる。音(二階堂)が見守る中、新婦の父としてあいさつに立った裕一は…。それから5年後、1964年に東京オリンピックが開催されることが決定し、準備が着々と進められる。その中、開会式の入場行進曲の作曲を誰に依頼するかが検討され、裕一の名前も候補に挙がるが…という展開。
裕一が華とアキラの結婚を認めた後、音はロザリオを握り締めながら「お母さん、華は幸せになれそうです」と報告。光子と幼少期の3姉妹の海辺の回想シーン、母の遺灰を海に散骨した3姉妹・吟(松井玲奈)、音、梅(森七菜)の映像がインサートされた。
第9話(4月9日)、光子と3姉妹は事故のため亡くなった父・安隆(光石研)の遺灰を「お父さん、言っとったの。オレは墓みたいな狭い場所で眠るのは嫌だ、広いところがいいって」と海に散骨。光子も最愛の夫の元へ旅立った。ナレーションによる“ナレ死”でもない“回想死”は3姉妹が佇む映像だけの演出だった。
インターネット上には「現在の年齢の関内3姉妹が海に向かう姿。それだけで、視聴者は光子さんの他界を察する。すごいな。光子さん。ナレ死より一段上の『察死』の概念打ち立てて去っていった」などの書き込みが見られた。