「エール」初回伏線回収!鉄男が藤堂先生のお墓に報告「あの裕一がついにやりましたよ」
2020年11月25日 08:20
芸能
第118話は、1964年(昭39)東京オリンピックの開会式を飾るオープニング曲を依頼された裕一(窪田)。開幕が迫る中、なかなか曲を書こうとしない裕一に音(二階堂)は気をもむ。ある日、音から相談を受けた木枯(野田洋次郎)が古山家にやってくる。その場にいた鉄男(中村蒼)のほかに、久志(山崎育三郎)藤丸(井上希美)も集まり、皆が歌い、騒いで盛り上がる。その時、裕一はある思いに駆られ…そして、ついに東京オリンピックの幕が開ける…という展開。
<※以下、ネタバレ有>
裕一は開会式の入場行進曲「オリンピック・マーチ」を完成。国立競技場に音と赴き、開会式を見守る。鉄男は福島の恩師・藤堂先生(森山直太朗)のお墓へ。開会式の中継が流れるラジオを墓石に置き、裕一の偉業を報告した。
第1話も東京オリンピック開会式が描かれる中、鉄男が藤堂先生のお墓に手を合わせるシーンがあった。
鉄男「あの裕一が、イジメられっ子の裕一がついにやりましたよ。先生」
この時、のちに藤堂先生が激戦地・ビルマ(現ミャンマー)で狙撃兵の銃弾を浴び、再会した教え子・裕一の腕に抱かれて息を引き取る運命が待っているとは、誰も知る由がなかった。
戦時歌謡の旗手だった裕一は戦意高揚のための自分の曲が若い人の命を奪ったと自責の念にさいなまれ、戦後、曲が作れなくなっていた。しかし、劇作家・池田(北村有起哉)と出会い、敗戦からの復興を真っ向から描くラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の主題歌「とんがり帽子」を完成。復活を遂げ、平和への祈りを込めた名曲「長崎の鐘」を生み出した。