「エール」3連敗の巨人に偶然のエール?古関裕而氏作曲の球団歌「闘魂こめて」流れる
2020年11月25日 08:45
芸能
第118話は、1964年(昭39)東京オリンピックの開会式を飾るオープニング曲を依頼された裕一(窪田)。開幕が迫る中、なかなか曲を書こうとしない裕一に音(二階堂)は気をもむ。ある日、音から相談を受けた木枯(野田洋次郎)が古山家にやってくる。その場にいた鉄男(中村蒼)のほかに、久志(山崎育三郎)藤丸(井上希美)も集まり、皆が歌い、騒いで盛り上がる。その時、裕一はある思いに駆られ…そして、ついに東京オリンピックの幕が開ける…という展開。
<※以下、ネタバレ有>
裕一は自宅で自身が作曲した「闘魂こめて」の楽譜を見ながら口ずさむ。横で聴いていた鉄男(中村蒼)は「おお~、いいよ、これ。盛り上がるよ。これで巨人は無敵になるな」。裕一は「ファンが納得してくれるなら、このまま球団に渡すよ」と楽譜を机に置いた。
3代目「巨人軍の歌」となった「闘魂こめて」は1963年(昭38)に発表。作詞は椿三平さん。古関さんは大阪タイガース(現阪神タイガース)の球団歌「六甲おろし」も作曲している。
「ミスタータイガース」こと野球評論家の掛布雅之氏(65)がゲスト出演した第61話(6月22日)で「六甲おろし」を熱唱。折しもプロ野球は6月19日に3カ月遅れで無観客開幕し、阪神は宿敵・巨人を相手に20年ぶりの開幕3連敗。阪神へのエールとなった。
約24年ぶりの朝ドラ出演にあたり、掛布氏は「僕が阪神に入団して何年か経ってから、同じ作曲家の方だということを知りました。阪神も巨人も歴史のある球団ですから、それぞれの球団歌の歌詞やメロディー1つ1つに重みを感じます」とコメントした。