高橋メアリージュン、かつての壮絶生活明かす 一日の食事あんパン1個だけ「私が食べたら弟たちが…」
2020年11月28日 17:52
芸能
きょうだいの幼少期に父は会社を経営しており、立派な家に住む裕福な家庭だったが、メアリージュンが中1の頃に父の会社が倒産。借金を抱えたことから生活が苦しくなり、引っ越すたびに家が小さくなるような経験をしたという。倒産を告げられた時に「私が家族を守っていかな」と思ったというメアリージュン。その後、インスタント麺に玉子が乗っているものがごちそうになり、ユウが小学校の固い椅子の上に敷くクッションが買えなかったりもしたが、明るい両親のおかげで引け目を感じることなく、きょうだいはすくすくと成長した。
母・ペンさんは「何とかなる」が口癖。「どんな辛いことがあってもこれはストーリーでエピソードになる。お姉ちゃんは将来笑ってインタビューで答えてるから」と言ってくれていたそうで「本当にそうなってて」とメアリージュン。ユウによると、ペンさんは当時ママ友に心配されても「誰しも必ず大変な時は来る。私がそのタイミングが早かっただけ。お先に!」と明るく返していたという。
中学を出たら働いて家族を支えようと思っていたメアリージュン。芸能界デビューのきっかけとなる事務所の「横浜・湘南オーディション」に申し込んだが、書類審査を通った後、横浜会場に行くまでの新幹線代が捻出できなかった。会場行きは断念せざるを得ないと思ったが、父は自分の弟に車を借り、母の「家族旅行や!」の一言で家族総出で横浜へ。「何が何でも受かろうと思いましたね」と振り返った通り、見事にグランプリを獲得した。
芸能界入りしてから自身は事務所の寮に住んだため給料は全額実家に直接振り込んでもらうようにしていたという。しばらくは食費、交通費込み月1万円での生活。1つのあんパンを3等分して一日の食事としてまかなう日々が続いたこともあった。「たまにアロエヨーグルト食べた~い!ってなるんですよ。買おうかな。でも待って。私がこれ食べちゃったら弟たちがこの分、食べれないかもしれない、みたいな。で、やめる、みたいな。だから欲が出るといつも苦味に変わっちゃって…。家族が浮かんじゃってできない」とメアリージュン。売れっ子女優となり、自分のお金を自分で管理することになった現在も実家に仕送りを続けているという。