水前寺清子 超熟年離婚していた、75歳心機一転 自らの力で歩んでいく決意
2020年12月04日 05:31
芸能
小松氏は元サックス奏者で、水前寺のバックバンドのリーダーを務めた縁で知り合った。結婚後は音楽をやめマネジメントに専念。低姿勢の熱心な売り込みで名物社長として知られた。水前寺のコンサートではしばしば、指揮やサックス演奏を担当。水前寺にとって欠かせない存在とみられていた。
それがなぜ、75歳という超熟年離婚を選択したのか。音楽関係者は「芸能生活55周年という節目を迎えて、とにかくこれからも新しいことに挑戦していきたいという思いを強めていた。小松さんという存在に頼るのではなく、自らの力で歩んでいく決意の表れでしょう」と話す。
デビューした64年は東京オリンピックが行われた年。レコード会社関係者は「新型コロナウイルスで大会が来年に延期されてしまったが、本人は現役バリバリの歌手として再び東京五輪を見届けることに強い意欲を燃やしている」と話す。
「三百六十五歩のマーチ」などヒット曲を連発し「チータ」の愛称で親しまれた。NHK紅白歌合戦には65年から22年連続出場。昨年は11月に旭日小綬章を受章し、長年の功績が認められた。私生活で心機一転、新たなスタートを切ったチータが、歌手人生の新章を歩き始める。
◆水前寺 清子(すいぜんじ・きよこ)本名林田民子。1945年(昭20)10月9日生まれ、熊本市出身の75歳。64年「涙を抱いた渡り鳥」でデビュー。65年NHK紅白歌合戦に初出場。司会も4度務めた。69年「三百六十五歩のマーチ」で日本レコード大賞大衆賞を受賞。女優としてもTBSドラマ「ありがとう」に主演。2019年11月、旭日小綬章を受章。愛称のチータは作詞家の星野哲郎氏が「ちいさな たみちゃん」と呼んだのが由来。