東山紀之主演舞台、出演者らコロナ感染で中止…18日以降の再開目指す

　俳優の東山紀之（54）が主演を務める舞台「チョコレートドーナツ」の公演が新型コロナウイルスの感染者が出たことにより中止となった。東京・渋谷のパルコ劇場で、7日に初日を迎える予定だった。 　主要キャスト1人、端役キャスト1人、スタッフ1人の計3人の陽性が確認されており、東山や谷原章介（48）は陰性だった。16日までの公演は中止して17日の休演日を挟み、18日以降の再開を目指す。

　関係者によると、今月3日から同劇場で稽古を開始し、4日未明に出演者の一人が発熱。同日にPCR検査を受診し、翌5日に陽性が確認された。それを受け4、5日の稽古は中止とした。5日に出演者やスタッフ全員がPCR検査を受診し、さらに2人の陽性が判明した。濃厚接触者については保健所による認定を待って対応を検討する。

　稽古中は換気を行い、マスクを着用するなど感染防止対策を徹底していた。5日には劇場内を消毒し、6日は当初予定していたマスコミ向けの会見とフォトコールを中止した。

　今作は、2012年に公開されヒットした同名映画を世界で初めて舞台化。ゲイカップルがダウン症のある少年を育てる物語で、宮本亜門氏（62）が演出を務める。東山がショーパブのダンサーを、そのパートナーを谷原が演じる。

　東山はこの日、MCを務めるテレビ朝日「サンデーLIVE！！」（日曜前5・50）の出演を見合わせた。番組冒頭で濱田隼アナウンサー（30）が「東山さんのPCR検査の結果は陰性で体調に問題ないということですが、濃厚接触者となる可能性があるため出演は控えさせていただきます」と説明した。