小松政夫さん 俳優夢見て職を転々 セールスで磨いた話術 師匠・植木等さんのもとでギャグ量産
2020年12月12日 05:30
芸能
芸能界に飛び込んでからは、セールスで鍛えた話芸でギャグを量産。「おやじ」と慕う植木等さんの「お呼びでない?こりゃまた失礼いたしました」も、小松さんが植木さんの出番でもないのに「出番です!」と生番組のカメラの前に送り出したことで生まれた。
責任感は強いが、怖がりの一面もあった。1997年に過労で倒れた後には「舞台で倒れたらいけないと苦しんだ。迷惑かけたくなくて」と心境を吐露。家でも手帳を手に常にネタ探しをしていた。最近のバラエティー番組には「芸人さんの私生活の切り売り」と苦言も。最後は舞台での話芸にこだわった根っからの喜劇人だった。