日テレ藤井アナ 反響呼んだ温かい呼び掛け回顧、信念は「1人も置き去りにしない」「希望が必要」

2020年12月15日 22:15

芸能

日テレ藤井アナ 反響呼んだ温かい呼び掛け回顧、信念は「1人も置き去りにしない」「希望が必要」
藤井貴彦アナウンサー Photo By スポニチ
 日本テレビの藤井貴彦アナウンサー(49)が15日放送の同局「有働&水卜の知らなかった!2020」(後7・00)にVTR出演し、SNSなどで話題となった自身の言葉を振り返った。
 新型コロナウイルスの感染拡大が急増した今春、メインキャスターを務める「news every.」(月~金曜後3・50)で感染予防対策に向けたメッセージを連日送り続け、「心に刺さる」と反響を呼んだ。

 今回、番組の密着を受けた藤井アナは「ゴメンねなんか、俺なんかに取材してもらって」と恐縮しきり。「news every.」の生放送中、ニュース原稿の裏に何度も文章を書き直す姿が映し出され真意を問われると、「本当に届く表現なのか、自分だけの独りよがりになっていないかってことを考えている」と説明した。

 藤井アナの「言葉の原点」は2011年に発生した東日本大震災だったという。毎年、被災地を訪れ感じたことを自らの口で伝えてきた。震災の爪痕を見て「どうやって伝えていくか、ずっと考えてきた」と明かし、「毎日物事を考えるクセがついていたんですね。それが今回のコロナウイルスにも生きてきた」と語った。

 「news every.」でエッセンシャルワーカーに触れる一方、保育園で働く人に言及せず「私達は置き去りかい」の言葉を受けたことも。以降は「1人も置き去りにしない」ことを決意し、「もっと希望が必要」とノートに記載、言葉をつむいできたという。

 毎年発表される好きなアナウンサーランキングTOP10を気にする“素顔”の藤井アナの姿も。密着中はまだ今年の順位が発表されていなかったため、「9位、9位くらい?トップ10に入るのすごい大変なんだよ。期待はしますよ、期待はしてますよ」とニヤリ。今月発表され、初ランクインで3位となった。

 スタジオのヒロミ(55)は、妻で女優の松本伊代(55)が藤井アナに注目していたと告白。「藤井さんの言葉を聞きたくててニュースを見ている、うちのママ(松本)がそうだった」と振り返り、「最後の一言で元気づけられたっていう人もいるんですよ。待っている人がいっぱいいた」と目を細めていた。
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