岡崎公聡「KOSO」名義でソロデビュー、“相棒”津久井さんの志受け継ぎ「class」から旅立ち

2020年12月19日 05:00

芸能

岡崎公聡「KOSO」名義でソロデビュー、“相棒”津久井さんの志受け継ぎ「class」から旅立ち
21年2月に「KOSO」名義でソロデビューする「class」の岡崎公聡 Photo By 提供写真
 「夏の日の1993」の大ヒットで知られ、2009年に津久井克行さん(享年49)の死去で活動を休止した男性デュオ「class」の岡崎公聡(60)がソロデビューすることになった。
 「KOSO」名義で、来年2月上旬に6曲入りのアルバム「おとこ酒」を発売。表題曲を今月23日に先行配信する。「紅白初出場」を夢に掲げていた津久井さんの志を受け継ぎ「天国で喜んでくれていると思う。チャンスがあれば津久井の形見を持って紅白に出たい」と、NHK紅白歌合戦の出場も目指す。

 津久井さんの没後、干支(えと)が一回りし、自身は還暦を迎えたタイミング。同じく還暦となった大手芸能プロ社長らに相談し「還暦は老人ではなく一番働いている活動的な大人。その還暦が“歌ってみたい歌”を残したい」と立ち上がった。

 先行配信リリースする「おとこ酒」は、昭和歌謡のテイストを感じさせるR&Bナンバー。♪祝い酒 奢(おご)り酒 悩み酒 弔い酒…と、甘くつややかな声で歌い上げている。アルバムに収録する6曲のうち5曲はテーマが「酒」。岡崎は「どれも耳に残る歌。飲みながら聴いてほしい」と呼び掛けた。

 classは津久井さんと日浦孝則(60)のツインボーカルで93年にデビュー。初シングル「夏の日…」が170万枚を売り上げるも96年に解散した。

 岡崎が加わったのは08年の再始動時。日浦に代わって所属事務所の社長だった岡崎がメンバーとなった。classとして再々始動をしなかったことについて岡崎は「classは津久井のもので、永久欠番のようなもの」と説明。津久井さんの死去に伴いclassとは永遠の別れをしたといい、ソロシンガーのKOSOとして勝負していく。

 ◇夏の日の1993 ♪1993(ナインティーンナインスリー)恋をした oh 君に夢中…と、サビから歌い出すミディアムナンバー。93年4月発売。作詞松本一起、作曲佐藤健。同年放送のテレビ朝日ドラマ「君といつまでも」の主題歌で、セゾンカードのCMソングにも起用された。有線放送で人気に火が付き、170万枚を売り上げた。

 ◆岡崎 公聡(おかざき・こうそう)1960年(昭35)5月8日生まれ、北海道出身の60歳。08年、classに新メンバーとして加入。翌09年に津久井さんの死去に伴い、グループ活動を休止。西城秀樹さんが15年、8年ぶりに発表した新曲「蜃気楼」を作詞、作曲、プロデュース。ゴルフクラブメーカー「TTO」の会長を務めるなど実業家としても有名。

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