三浦翔平　三浦春馬さんとの思い出語る「お前が龍馬じゃねえかよ」　映画「天外者」で共演

　7月に亡くなった俳優の三浦春馬さん（享年30）の最後の主演映画「天外者（てんがらもん）」の舞台裏を描いたドキュメント「天外者　五代友厚」が20日、関西テレビで放送された。番組内では共演した三浦翔平（32）が、思い出話を語る場面があった。 　幕末から明治時代に政商として日本の発展に尽力した五代友厚を春馬さんが演じた作品。坂本龍馬役で共演した三浦翔平は、春馬さんと私生活でも親交があり、プライベートで台本のセリフ合わせもしていた。実は撮影開始の前日、春馬さんと食事していた翔平は「サクッと終わるのかな、と思ったら、『えっ?　飲みに行くでしょ?』」と誘われたという。「明日クランクインなんだけど」と返した翔平に、春馬さんは「豪快に行くぜよ!」と一言。翔平が演じる坂本龍馬の言葉で返したことに、翔平は「お前が坂本龍馬じゃねえかよ」と笑った。

　出演したきっかけも、春馬さんから直接「龍馬やってくれないか。最近一緒にやっていないからやろうよ!」と“オファー”を受けたことを告白。2人が熱演する場面が映し出され、「僕の中ではすごく心に残るシーン。あの龍馬は、春馬だからできたようなもの。彼じゃなかったらできなかった」と、しみじみ語る一幕もあった。

　番組内で春馬さんは、自身初めてとなる時代劇の主演に「もう、完全燃焼しました。悔いないですね。一生懸命やりました」と話していた。