桂あやめ「あこがれの師匠」 内海桂子・好江の演目を神戸でよみがえらせる
2020年12月20日 19:12
芸能
1999年、カツラを着け、黒紋付きで出演する内海桂子・好江へのあこがれから始まったコンビ。あやめは大阪風にアレンジした演目への自信を示すと共に、音曲漫才の先輩への敬意を「古くて新しい。古典的やけど過激。そこは姉様キングスも目指しているところ」と表現。三味線を持って世相を斬る。その時々のニュースを取り入れる。方向性は同じだった。
「しゃべるときに三味線が前にあると邪魔なんで後ろへ回す。あの仕草がかっこいい。最近真似させてもらってます」。研究に余念がない染雀は、あやめとオペラを歌う場面が演目にある。「年末に第九を歌うように歌いまくろかと思う」とあやめ。今月9日には「横山ホットブラザーズ」の横山アキラさんも88歳で亡くなった。相次いで消える音曲漫才の灯火。あやめは、その再興の願いも込めて朗々と歌い上げるつもりだ。