笑点メンバー、こん平さん悼む 三遊亭好楽「とにかく豪快だった」
2020年12月22日 05:30
芸能
夜な夜な落語家仲間の家を“急襲”し、朝まで騒いだこん平さんを温かくもてなしたのが好楽で、それ以降は週に何度も顔を合わせ「近所に朝4時で閉める寿司屋があってそこで常に一緒にいる」と、朝4時まで飲む仲になった。
最後に会ったのは昨年12月。都内で行われたイベントという。「“早く元気になってよ”と、おちょこをグイッとするしぐさをした。もう師匠は病気で飲めないのでね。新型コロナウイルスの流行後は全く会えなかった。本当に悔いが残る」と話した。
《小遊三 人並み外れたスタミナに驚かされた》
三遊亭小遊三(73)は卓球にまつわるエピソードを交えて追悼コメントを寄せた。
1987年5月にこん平さんが「らくご卓球クラブ」を立ち上げる際、「手伝え」と言われヘッドコーチに就任。02年にスイス・ルツェルンで開かれた世界ベテラン卓球選手権大会ではダブルスで1勝するなど一緒に汗を流した。「人並み外れたスタミナにはいつも驚かされ、バイタリティーにあふれた方でした」と追悼した。
《円楽 私のおじさんみたいな存在でした》
三遊亭円楽(70)は、東京・浅草演芸ホールで高座を終えたあとに取材に対応し「私を守り、いろいろ教えてくれたおじさんみたいな存在でした」としのんだ。「今日の高座は5分間丸ごと、こん平さんの思い出話をしてきた」と明かした。こん平さんの酒豪ぶりについて「グラスに酒がつがれてもなかなか飲まない。しゃべりっぱなし。汗をかいて喉が渇くと一気飲みする。その繰り返し」とエピソードを披露。時折目に涙を浮かべて「我々の思い出の中でこん平さんは生きている」と語った。