オリラジ、吉本興業退社の事情 契約内容で交渉 藤森は当初中田の退社知らず
2020年12月28日 16:50
芸能
驚いたのは藤森だ。周囲によると、コンビ間で連絡を取り合っておらず、退社を決めた時点で中田から藤森に相談はなかったという。相方の離脱を知って困惑したものの、藤森も決意。吉本側の強い引き留めもあったが、フリーになることを選択した。芸人仲間によると、「コンビとしての世間への見え方を考えた結果、独立することを決めたようだ。自分だけ吉本に残って、中田に迷惑をかけるのは避けたいと話していた」という。
藤森は近年、バラエティーだけでなく、ドラマ「ネット興亡記」や映画「七つの会議」で好演し、役者としての評価も上がっていたところだった。独立には、長年レギュラーを務めていた日本テレビのバラエティー番組「火曜サプライズ」が来年3月に終了することもあり、「新しく自分の力を試したい」(友人)との思いもあったようだ。
オリラジは2004年4月にコンビ結成して、リズムネタ「武勇伝」でいきなりブレーク。デビューして、たった3年でレギュラー番組が10本まで増えたが、人気が急落。その後、中田がインテリキャラで売り出し、藤森もチャラ男として2度目のブレークを果たした。16年には「RADIO…」の「PERFECT HUMAN」でNHK紅白歌合戦にも出場している。
「逆境には強いコンビなので、独立しても何とかやっていけると思います。戦略を練っているのでは」(関係者)。新たな「武勇伝」を綴るための再出発。YouTubeも視野に入れつつ、“新生オリエンタルラジオ”を立ち上げる。