紅白、戸惑い“新様式リハ”…フラッシュ攻勢も、出演者同士の交流もなく徹底「3密」回避
2020年12月30日 05:30
芸能
2回目の出場となる日向坂46の佐々木久美(24)は「フラッシュを我慢しようと意気込んで来ましたけど、想定と違いました」と、昨年との違いに驚いた様子。純烈の酒井一圭(45)も「フラッシュが毎年の楽しみだった」と残念がった。出場32回目の坂本冬美(53)は「リハの時に客席に記者がいて、大勢のスタッフがいて“あ、紅白だ”という実感が湧いてくる。今年は寂しいのひと言」と話した。
リハ自体も新様式となった。出演者1組に付くスタッフは、制限がない例年と違い今年は3人まで。恒例の司会者面談はなし。リハの出演者の入れ替えは、ステージと楽屋までの動線ですれ違う“密”が起きないよう、楽屋に戻ったのを確認して次が出るという徹底ぶり。プロダクション関係者は「出演者同士が雑談するいつもの“わちゃわちゃ”した感じはなかった」と語った。
Hey!Say!JUMPの山田涼介(27)も「このまま本番なんだっていう寂しさはある」と率直な思いを吐露。有岡大貴(29)は「これが新しいスタンダードになるのかなあ」とぽつり。関ジャニ∞の村上信五(38)も「他の出演者とほぼ顔を合わせることなく本番を迎えるなんて異質」と違和感を口にした。
一方でステージはかつてない広さになった。観客がいないため、1階席の全25列を前方から半分以上をつぶし拡張。日向坂46が歌っている最中に、関連グループの櫻坂46がカメラに映らないようステージ上に現れてスタンバイし、続けざまにパフォーマンスをするという無観客でしかありえない場面展開も見られた。この広いステージだけでなく局内の3つのスタジオも使われ、徹底して3密回避。演出面で大胆な新様式も期待できる。